もう少しだけ、61歳で会社辞めて、起業しました。

61歳で会社辞め、起業します。その不安と期待にあふれた日々をお届けできればと思います。

待つわ

海外の人と仕事をしていると、日本の人達とは違う傾向があることによく出会います。よくあるのがほうれんそう(報連相)の違い。特に個人的に感じるのは、良い報告は結構すぐに来るんですが、良くない報告や、結果が出ていない件に関して連絡がこないことが多いなと感じます。例えばインドでは、ある案件の結論に対し1週間待ってほしい社内で議論するのでと言って、音沙汰なし、連絡を取ってみると1か月後に展示会があるのでそこで感触をつかむからと言って音沙汰なし。これを繰り返し半年以上が経過するケースもありました。つい最近は韓国でも、来週水曜日までに結論出します、と言って音沙汰なし、連絡してみると今週は展示会で忙しく来週までに連絡しますと言って音沙汰なし、2週間経過しても音沙汰なし。
長年の経験からここで喧嘩をしては元も子もなしです。彼らは、良い結果を報告できない多少の罪悪感と共に、決まってこないという事実から彼ら自身のその案件に対する優先度が下がっている証拠という認識でいたほうが良いし、彼としては全く悪気はないのは事実です。とはいえ日本サイドでは小生の先に結果を待つ業者の方々もいるわけで、放置するわけにもいかず上手くとりなしての時間稼ぎをしています。この辺は信用にかかわるので、失わないようにするのが私の仕事かなと思ってます。
まあ、報連相なんて日本の文化、良い面もあれば、決断が遅い、権限移譲が行われないという悪しき習慣も生みました。海外の人に押し付けずに、気長に待つことにします。
私、待つは、いつまでも待つわ、歌の通りです。